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脾臓と脾(梅雨のだるいしんどいは)

大阪鶴見でエステサロンをしています。
あじさいや蓮の花がきれいな季節です。
が、
朝起きた時
身体がだるいなぁ、重いなぁ
と感じているあなたへ。
それは「脾(ヒ)」の不調かも知れません。
「脾」とは西洋医学の「脾臓」とは違うんです。
あじさいや蓮の花がきれいな季節です。
が、
朝起きた時
身体がだるいなぁ、重いなぁ
と感じているあなたへ。
それは「脾(ヒ)」の不調かも知れません。
「脾」とは西洋医学の「脾臓」とは違うんです。
西洋医学の「脾臓」は、胃と腎臓の間、左上腹部にあって、普通は肋骨の下に隠れています。
臓器そのものを指します。
脾臓の役割は?
「脾臓の役割」は、
1.血液中の古くなった赤血球(寿命は3ヶ月)を壊し、そこに含まれるヘモグロビンから鉄分を取り出し骨髄に送ります。
血液中の、異物をこし分けて必要な成分をリサイクルしているのです。
2.免疫を司る
ウィルスを退治する白血球やリンパ球の生産と、赤血球の貯蔵です。
この免疫機能のかなめの脾臓が血液の若さと、身体の安全を守ってくれているのです。
脾の役割は?
では、「脾」って何?
これは中医学で言う「消化器官」のことで、口から入った食物や飲物を栄養に変えて全身に運ぶ、食道から胃と脾臓と腸も含まれます。
老廃物を汗や尿や便にして排出してくれる器官全部です。
日本人は脾の弱い人が多く、 梅雨の時期は、 消化器系の異常、や水分代謝の異常が起こりやすいのです。
具体的には、
食欲不振、消化不良、
胃もたれ、胸やけ
倦怠感、脱力感、
疲れやすい、だるい、
下痢、大腸炎、
むくみ、内蔵下垂、貧血、
低血圧、口内炎、頭が重い
などです。クヨクヨ悩んだりする事も多くなります。
脾の不調の対処方法
では、どうしたら消化器系は楽になるかしら?
♡対処の方法
まず、朝1杯の水を飲むこと。その時に塩を少し舐めてみて。
そしてビタミン剤を飲んでください。これで20分くらいしたら動けるようになることが多いです。
また
薬膳では
脾は「木火土金水」の土に当たります。なので、食養生のポイントとして、「黄」と「甘味」に注目!
とうもろこし、かぼちゃ、サツマイモ、里芋、長芋、ジャガイモ、栗、うるち米や
きのこ類、なめこ、蓮の実、おくら、 鶏肉、鮭、サバ、ブリ、白身魚、発酵食品 などが脾の養生になります。
☆気をつけなければならないのは、
発酵と腐敗は紙一重ですから、
この梅雨の時期は便秘がちの人は、肉(牛、豚)を避けた方が良いでしょう。
長時間お腹にある事で腐ってきて、口臭や臭い便、オナラの元になります。
また、イカなど生魚も細菌や虫が多いので避けましょう。
よく噛んでね
☆彡「胃には歯がない」ことを忘れないで、
一口30~50回くらいよく噛んでください。そしたら唾液がたくさん出て殺菌抗菌作用が高まります。
どうしても調子の悪い時は、断食してしまいましょう。
胃腸が休まり、細胞が活性化して免疫力が高まります。
お粥も
飲み込まずに、柔らかめのご飯をよく噛んでゆっくり食べてくださいね。
味噌や醤油、鰹節など調味料の発酵食品は腸を元気にしますが。
納豆や甘酒、麹、キムチなどの発酵食品の取りすぎは腸内の「カビ」を増やしてしまいます。
カビは
自分で糖を作れないので低血糖になったり、自己免疫トラブルになり、
せっかく摂ったサプリもカビの栄養になったりして悪循環になります。
なんでもバランス良くほどほどに
と言うことですよね。
消化器官をいたわる我が家の食卓
我が家の食卓では、
胃腸の調子が悪い時は、十薬を炊いて飲んだり、
キャベツの料理を多い目にします。 キャベツって スープにしても、焼いても生でも食べられるし、キャベツにはビタミンKやUがあり、このビタミンUこそがキャベジンと呼ばれます。
また、
さつまいもとかぼちゃを1㎝にしてヨーグルトやマヨネーズなどで和えたりします。この黄色で自然な甘みが「脾」を優しくいたわってくれます。
また、大根を千切りにして、花かつおをかけポン酢で合えます。簡単でさっぱりしたおいしいサラダになって胃にも優しいです。
そして、
スーパーフードと呼ばれる棗(乾燥なつめ)やクコ、松の実、などをおやつにしたり、料理に混ぜたりしています。
今の時期、買ってくるお惣菜で「フキと山椒の炊いたん」も山椒が胃腸の調子を整え、月経痛を和らげてくれます。
あとは、
よく耳を揉み、ひっぱり、お腹を冷やさないように注意してください。
♡
腸が元気になるとお肌もキレイになってきます。
まだまだ梅雨は続きます。
田んぼの稲もこれから育っていくでしょう。
私たちも 上手にコロナウイルスと梅雨に負けないように「脾」の養生をしていきたいですね♪
もしかしてピロリ菌
追記
私は健康診断で引っ掛かり、精密検査を受けたところ
「鳥肌胃炎」があり、「胃潰瘍」の治った後もあるね、と言われました。
そして「ヘリコバクター・ピロリ菌」が陽性であると。
そうなのか、
ピロリ菌のせいで「消化不良と上腹部の痛みや不快感」があるのね。
食が細くなっていました。 ちょっと食べすぎると、すぐに調子が悪くなっていました。胃が痛いのよ。
あらら~。
ということで1週間、ピロリ菌退治のお薬を飲み、そのあと1か月あけて、
呼気検査を受けたら、きれいに退治できている とのことでした。
お正月を挟み、
いろいろ食べたけど、そういやあんまり気持ち悪くならなかったわ。
おかげさまで少し食べる量が増え、体重減少に歯止めがかかりました。
でも、 とっても胃がんになりやすい状態なので、お誕生日前後には毎年「胃カメラ」の検査を受けましょうと言われました。
もし皆さんもあんまり「胃」の気持ち悪いのが続くようなら、
一度胃がんの検診を受けてみてください。 鼻からだと簡易検査になって、結局もう一度、口から胃カメラを飲むことになります。
麻酔されると眠っている間に検査は終わりますよ。
(麻酔しなかったら、超不快!! おえ~!がとてもしんどいです。)
☆「脾臓と脾」のお話でした。