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ラテックスアレルギー

ラテックスとは天然ゴムに含まれる主成分です。

天然ゴムは、
ゴムの木の幹を傷つけて得られた白い樹液で、様々なタンパク質が含まれています。
ラテックスアレルギーとは、天然ゴムを含んだものに触れることで起きる即時型のアレルギー症状です。
基本的には経皮感作が多いです。接して起こるので、「接触じんましん」と呼ばれています。

 

みなさんは
あまり好き嫌いはないのに、「どうしてもこれは食べられない、食べると調子が悪くなる」ってものありませんか?

 

我が家では、
夫がジャガイモを食べると「口がしびれる」というのです。 きらいなのかな?と思っていました。
息子は「トマトは生が苦手、火をとおしてほしい」といいます。それにメロンやキウイを食べると途端に鼻水をたらします。
ウーム。
私自身は生卵、サバ、イワシ、カニ、ナッツチョコ、マンゴー、金属にアレルギーがあるので、なんとなく避けているものがあるのです。

 

先日、妹が耳の手術を受ける前の検査で、
「この表の中にあるもので、口がしびれたり口内炎ができるのもがありますか?」と見せられたのは、「ラテックスアレルギー」と書いたものでした。

 

その中になんと、トマトもじゃがいももメロンもキウイも入っていたのです。
なるほど~。
自分の体が、ちゃんと拒否してるの。だから食べられないんやって、納得しました。
豆乳(大豆)もそうらしいです。私も夫も息子も飲めないのはそういうことか。

 

ラテックスとは

ラテックスアレルギー一覧

ラテックスとは天然ゴムに含まれる主成分です。 

手に傷がある状態でゴム手袋を使用することにより、皮膚から侵入したアレルゲン物質に対して抗体が体内で徐々に作られ、あるタイミングでアレルギーが発症します。

手袋を装着した手が痒くなる、赤くなる、盛り上がった湿疹、水ぶくれが起こり、時に、全身にも広がっていきます。
 

ゴムアレルギーとも呼ばれますが、一般的にはラテックスアレルギーと言います。

ラテックスには、いわゆるゴムの木を原料とする「天然ゴムラテックス」と、石油を原料とする「合成ゴムラテックス」がありますが、広く医療分野でラテックスといえば「天然ゴムラテックス」をいいます。
天然ゴムは、
ゴムの木の幹を傷つけて得られた白い樹液で、様々なタンパク質が含まれています。

アレルギーの原因になるのは、タンパク質ですから、ゴムの木の樹液に含まれるタンパク質に対して体がIgEを作ることで、アレルギー反応が起こります。これをラテックスアレルギーと呼んでいます。
 

☆IgEとはヒトにおける免疫感受性および応答に関与する5種類の免疫グロブリンの1つ=抗体

 

天然ゴム・ラテックスの特徴は

柔らかく伸縮性に富んだ特性により作業性に優れると共に、強度にも優れた、長時間の作業にも最適だからです。

 

ラテックスが含まれている製品は

医療では、医療用手袋、尿や血管に入れる管であるカテーテル、歯科用デンタル・ダム、
バリウム浣腸用のカフ、ウエットスーツ、ゴム草履、絆創膏(ばんそうこう)など、家庭では、炊事用ゴム手袋、輪ゴム、コンドーム、消しゴム、ガム ゴム製のおもちゃ(ゴムボールや風船)などの日用品などがあります。

 

 

ゴム製品

アレルギーが出た手

全身の症状は、

湿疹、蕁麻疹 皮膚のかゆみ、赤み、水ぶくれ 
喘鳴、喘息 アナフィラキシー(呼吸困難、血圧が下がる、嘔吐、腹痛などの重篤なアレルギー症状)を起こすことがあります。

ラテックスアレルギーの人の中には
果物や野菜を食べたときに、口の中の違和感やピリピリ感、全身の蕁麻疹、時にアナフィラキシーショックなどの即時型アレルギー反応をおこす場合があり、これは「ラテックス-フルーツ症候群」と呼ばれています。
ラテックスアレルギーの約半数の人がそのような症状を経験しているらしく、ラテックスアレルギーと診断された人は食物への配慮も必要となります。
 

特に症状を誘発する果物は
バナナ、アボカド、キウイフルーツ、栗などです

 

なりやすい人

医療従事者
アトピー体質を持つ人
頻回に医療対応が繰り返された人 
天然ゴム製手袋の使用頻度が高い人

 

うちの息子の場合、お惣菜担当で仕事の間はずっと手袋をしていました。
手が荒れたので、違う素材の手袋に変えたけど、
そこの担当の間中(1年半)ずっと手荒れで悩んでいました。
結局、仕事を変えたら全く手荒れはなくなりました。

 

 

ラテックスフルーツ症候群

食品関係のラってクスされるぎー

 ラテックスアレルギーの検査法……問診、血液検査、皮膚検査など

まずは、危険因子がないかどうかを問診します。次に血液検査と皮膚検査を行います。

問診では、天然ゴムとの交差反応性が知られている植物性食品(バナナ、キウイフルーツ、アボカド、クリ、トマト、パパイア、ポテトなど)で症状が出るかどうかが大事です。
 

エビとカニのように食物種類が違っても同じような反応を示すことを「交差反応(こうさはんのう)」と呼んでいます。

 

ラテックスフルーツ症候群って?

ゴム風船やゴム手袋などに触れたときに、痒くなってじんましんが出たり、水ぶくれができることがあります。ゴム製品に含まれているラテックスという物質から身体を守ろうとする免疫反応によって抗体を作り、再びラテックスと触れたときに身体から追い出そうとするアレルギー反応が起こることがあるからです。

ラテックスアレルギーを持っている人が
キウイ、アボカド、クリ、バナナなどを食べると、口の中に刺激を感じる、イガイガする、ピリピリするような違和感がある。

花粉が飛散する時期にはくしゃみや鼻水も止まらない。
ことがあります。

これは、

ラテックスのタンパク質と果物に含まれるタンパク質の構造が似ているため、果物を食べたときにもラテックスに対抗する抗体が働いてしまい、身体にアレルギー反応を起こすからです。
食物アレルギーの一種である口腔アレルギー症候群かもしれません。

口腔アレルギー症候群は花粉症やラテックス(ゴム)アレルギーとも合併することが分かってきました。

長靴や歯科の手袋などのゴム製品でも、アレルギーが出ることがあるため、注意が必要です。特に歯科などを受診するときには、ラテックスアレルギーであることを事前に伝えるとよいでしょう。

 

ラテックスと花粉症

花粉症持ちは要注意

花粉症などのアレルギー反応を起こすときは、
体の中でヒスタミンという物質が作られて鼻や喉を刺激して鼻水やくしゃみを出すと考えられています
同じように、果物などに含まれているヒスタミンが口や舌につくことで、口の粘膜を腫れさせるといった症状を起こすのです。
キウイやトマトなどに含まれているヒスタミンが口腔アレルギーを起こしているのです。

 

 

ラテックスから身を守るには

ラテックス交差反応

ラテックスアレルギーをなくすことは無理ですが
減らすことはできます。

とにかくアレルギーを起こすものに触れないこと、食べないことが大前提です。
果物や食品に関しては
症状が口腔だけなら加熱すると食べられる場合があります。
リンゴがだめでもアップルパイなら大丈夫とか、生のトマトがだめでも火を通せば大丈夫など。

後は、他のアレルギー同様、腸を元気にきれいにするために
自分に合う「乳酸菌」を取ることです。
またビタミンC不足は、肌荒れの原因になり、アトピーの湿疹がひどくなります。
カテキン(お茶)は、血圧や血糖値を下げたり、アレルギーを抑える作用があるので、積極的に取りたいですね。

 

☆脱毛する分には何ら問題はありません。

 

 

おまけ

乳液・汁液を出す植物

ウルシ、ナンキンハゼ、ひなげし、タンポポ、イチジク、夾竹桃、
サツマイモのつる、パパイヤ、桑などがあります。

 

白い液体が、毒になるもの、薬になるもの、化粧品になるのも等あります。
さび止めや、水ばんそうこうとして使うものもあるようです
乳液の毒性は、植物たちが自然界で生き残るためにつけた鎧みたいなものですね。
長いこと触るとねばねばしてかぶれてきますのでアレルギー持ちの人は注意が必要です。