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ドクダミの使い方

この梅雨の季節、どくだみの花が咲いていますね。
どくだみは「十薬」ともいい、その名の通り、いろんなところに使えます。
ハーブの一種で毒だしになります。
煎じ薬として
ドクダミの根っこ以外の葉や茎を乾燥させたものは、
煎じて飲むと利尿作用や動脈硬化予防、解熱、解毒の効果があるとされています。
これは、
ドクダミにラウリンアルデヒドといった抗菌作用のある成分や、クエルシトリンやカリウム塩といった利尿作用のある成分が含まれているためです。

 

私が
子供のころは、家族4人で生駒山へよく摘みに行きました。
結婚して子供できてからも両親と一緒に6人で摘みに行きました。
摘み取るときにすごく独特の臭みがあるので、手袋とマスクは必須!
うっかり素手で摘むと、えらい目に遭います。くさいくさい!

 

45リットルの袋2つ分くらい摘んできて、
家に帰って、水で洗って新聞紙の上に広げて水分を取り、
太陽にさっと干して大体乾いたら、今度はしっかり「陰干し」します。

触ってみて、パリパリに乾いてたらOK。カビないようにしてネットに入れていました。

 

今はこんなに大量に摘めませんが少しなら「ざる」などの上で干してもよい、
または少しづつ束ねてピンチなどでつって陰干します。
虫が入らないように「密閉容器」などで保管します。

 

使う時は
大体ひとつかみをヤカン又は土瓶、ホーローのヤカンなどに入れて煮出します。
   (お茶パックに入れると便利)
沸騰後は弱火にしてコトコト10~20分くらいかなあ。
茶色のお茶になってきます。
茶漉しなどでこして、コップに入れて飲みます。

 

これは
お腹の調子の悪い時にも使えます。
下痢の時は、必ず温めて!!

便秘の時は常温もしくは少し冷たくても大丈夫です。
何回か飲むのですが、大量に飲むのはやめてくださいね。

 

ドクダミの使い方

どくだみの使い方

我が家での使い方の最も多いのは、
「かぶれた時に飲む」
「麻酔を打った後に飲む!」です。
歯の治療や、どの科の手術などでも、麻酔を打った後に体の中に麻酔が残ってますよね。
いつまでもなんか調子が悪い、それ、麻酔が残ってますよ。
で、
どくだみを炊いて飲むのです。
1週間ほど飲んでくださいね。
腫れものやできものがあるときは3日ほどでいったん大きくなります。
続けて飲んでいると、スーっと引いてきます。
キレイなお肌に戻っていきます。

 

今は
ちゃんと袋に既製品として漢方や民間薬のところに売ってるから、自分で摘みに行くこともないかな?

 

ドクダミの生葉の臭気の成分は、デカノイルアセトアルデヒドといい、殺菌作用があります。
火傷や化膿、傷の治療にも使えます水虫や蓄膿症のケアにも使えるんですよ。

山で虫に刺された時のも、
このどくだみの葉っぱを揉んで汁を塗りつけると腫れが引いてきます。
超臭いけどよく効きます。すごいよ!

 

ドクダミの成分

ドクダミを干す

成分を調べてみました。

 

カリウム塩
・・・利尿作用、動脈硬化の予防作用

カルシウム
・・・骨や筋肉の生成・体内酵素の活性化・精神安定

マグネシウム
・・・腸内に水分を集め、便を柔らかく・流しやすくする作用

鉄分
・・・貧血予防および改善

亜鉛
・・・味覚の正常化、抗酸化作用、免疫力向上

マンガン
・・・骨の形成

 

 

ビタミンB2
・・・皮膚や粘膜の機能を正常に保つ

ナイアシン
・・・皮膚や粘膜の健康維持

パンテトン酸
・・・コレステロール、ホルモン、免疫抗体などの合成、皮膚や粘膜の健康維持

ビタミンK
・・・骨の健康維持

 

この成分を見ていたら効能の多さにも納得がいきますね。

 

副作用としては
ドクダミ茶は利尿作用や便を柔らかく作用があるため、たくさん摂取すると下痢や腹痛を引き起こす可能性があります。
また、尿がとても頻回になることです。
そして、
カリウム塩を多く含んでいることから、腎臓の悪い方は上手に排出できず、不整脈や心不全の危険性があるということです。

 

増えすぎて

ドクダミの群生

大阪市内ではなかなか繁茂しているところを探すのが難しいのですが、
ドクダミが増えすぎて駆除の対象になることもあります。
とても繁殖力が強いので、そこらあたりを占領してしまうそうです。
確かに生駒山では群生していました。
庭で、駆除なさりたい時はまた調べてみてくださいね。

 

まとめ

使い方は
生葉なら揉んで傷の手当てや消毒に
乾燥したらお茶にして飲む
でした。身近にあるドクダミってありがたいですね。